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エアコンクリーニング高崎へようこそ
エアコンクリーニング高崎は,個人営業のハウスクリーニング専門店クリンサーブが運営するエアコン情報専門のWEBサイトです。地元密着,群馬県高崎市の周辺市町村にお住いのお客様にサービスを提供しています。おかげさまで,令和二(2020)年6月で15周年です。
エアコンクリーニング高崎が目指すもの
私どもは,作業品質で選んでもらえるエアコンクリーニングを目指しています。どうしたらもっとキレイにできるかを追求しています。
エアコンクリーニングの三要素
- 分解程度 室内機をどこまで分解するか?
- 洗浄方法 洗浄に使う機材(水圧),洗浄ノズル,水流の当て方
- 除菌力 洗浄剤の選択,すすぎ,オゾンの活用
この三要素がすべて高いレベルで重なったとき,高品質なエアコンクリーニングになると考えています。
分解程度
通常の分解
ここで取り上げるのは,パナソニックの汎用機です。当店では普通機と呼んでいます。フィルター自動お掃除機能などのない,シンプルな構造のエアコンです。
通常の分解で,ドレンパンとファンを外して,制御基板も外します。濡れては困るものが残っていません。
ここまで分解すると,安心して洗えます。分厚い熱交換器でも高圧洗浄機を使えば,水流を貫通させて洗えます。
壁掛けオーバーホール
通常の分解では,壁側に化粧板が残ります。ドレンパンとファンが外れる構造なら良いのですが,一体成型で外れないエアコンもあります。ダイキン,東芝がそうです。
ダイキンのエアコンを見てみましょう。F25PTES-W,2013年製です。
フルカバータイプの化粧板を外すと,ドレンパン一体型のボディーが見えます。このまま洗うこともできますが,水流が当たらない場所があります。
やむを得ずこのまま洗うこともあるのですが,できればボディやファンを外して洗えないでしょうか。そう考えて生まれた分解方法が,壁掛けオーバーホールです。背抜きと呼ぶ同業者もいます。この方法を通常分解と呼ぶツワモノもいます。
熱交換器から下部のボディーを外します。熱交換器は支えを失うので,据え付け板とつなげて吊り下げます。
さえぎるものがなくなるので,熱交換器の内側もしっかり洗うことができます。
外したボディーはこんな感じです。思ったより汚れているものです。
降ろしてしまえば,手元で洗えるので,隅々まで除菌洗浄できます。こんなにさっぱりします。ファンも,周りの送風カーブも,熱交換器がかぶさっているドレンパンの水路もしっかり洗えます。
東芝のエアコンも見てみましょう。RAS-285SP(W) ,2015年製です。
フルカバータイプの化粧板を外すと,内部のボディ構造が見えます。ドレンパンは独立しておらず,横から見るとスポーツカーのバケットシートのような形をしています。
しっかり洗いたいので,壁掛けオーバーホール工法にします。
熱交換器を受ける形の下部ボディ-を外します。降ろしてしまえば,手作業で隅々まで洗えます。また熱交換器がかぶさるようになっていて洗えないドレンパンを完璧に洗えます。
壁に残った熱交換器はややあわれな状態です。据え付け板を使って吊り下げてやります。
宙吊りの熱交換器なので,配管に負担を与えないように高圧洗浄します。
手元で洗ったボディーは,壁に残したまま洗うのとは仕上がりが違います。
他のメーカーのエアコン室内機も,壁掛けオーバーホール工法によって洗うことができます。次は三菱電機の霧ヶ峰,MSZ-L225-W,2015年製です。
壁に残った熱交換器です。
ドレンパンやファンが先に外れます。
その後,熱交換器を支えている壁側ボディーを外します。
洗浄後の画像3枚です。
富士通エアコンのユニークな構造
10年以上前のことですが,自宅に取り付けた富士通のエアコンを洗おうと思って分解したのですが,やっているうちに下半分が下がってきて驚きました。
富士通は,壁掛けオーバーホール工法のような工夫をしなくても,下部ボディーがまとめて降りるようになっています。
例えばこのAS-A227H,2017年製。
フルカバータイプの化粧板を外したあと,熱交換器左右のビスを外すと,こんなふうに下部ボディーがまとまって降ろせます。
こうしてファンやボディーが手元で洗える状態になります。
壁に残った熱交換器ですが,壁側に2つフックがあって据え付け板に掛かっています。特に手当てをしなくても良いのです。
安心して高圧洗浄できます。
洗ったら,こんなふうに床の上で組んでから熱交換器とドッキング!
室内機を取り外して洗う
エアコンの分解クリーニングで最も洗浄効果が高いのは,室内機を取り外してクリーニングする方法です。これこそ本当のオーバーホールです。
大まかな手順としては,①冷媒配管に残っている冷媒をいったん室内機に閉じ込めます。②室内機と配管の接続部を外します。③室内機を降ろして分解洗浄です。
④洗浄が終わって組み立てた室内機を壁に戻します。⑤配管を再接続します。⑥配管内部を真空乾燥させてから気密試験。⑦室外機のバルブを開けて配管に冷媒を満たします。ガス漏れがないこと確認したら,スイッチを入れて試運転です。
パナソニックCS-500CXR2-W,2010年製です。右側に基盤があるのですが,その右側が壁に近く,壁に掛けたままの分解が難しいです。
外側で配管を外してから,室内機を壁から降ろします。
室内機を洗うために外に持ち出します。お客様のご好意で,広いウッドデッキやお庭を自由に使わせていただきました。
フレア加工に問題がある場合は,短くカットして再加工します。既存は加工幅が狭かったので,幅広い面で密着するように再加工しました。
配管を接続したら,真空ポンプで配管内部を真空乾燥させます。真空になったらポンプを停めて,気密が保たれるか確認します。
冷媒を配管に流してから,リークテスト(ガス漏れチェック)を行い,問題がなければ配管の被膜を復元します。
その後,室内機を取り付けて試運転です。
増えてゆく道具
エアコンの分解で使う主な道具はプラスドライバーです。ですが,様々な設置状況やエアコンの構造に対応しようとしているうちに道具が増えて行きました。
ハウスクリーニングでは腰に道具を差さないのですが,エアコンクリーニングの時はこんな腰ベルトを巻いています。
洗浄方法
高圧洗浄機を使う
エアコンの熱交換器をしっかり洗うためには,高圧洗浄機が必要です。手動の噴霧器は水圧水量が足りず,動力噴霧器だと水量が足りないと感じます。
当店はマキタMHW710を使っています。最大7MPaの水圧ですが,エアコンクリーニングでは1.5MPaから4MPaで使います。この水圧を扇状水流ノズルで使うと分厚い熱交換器を貫通する洗浄ができます。
水圧と同じくらい重要なのは水量です。MHW710は最大6Lを1分で吐き出します。この水量で,剥がした汚れを洗い流します。
MHW710のデメリットは使用時の騒音です。丸のこで木を切るような甲高い音がします。
高圧洗浄機の前に使っていたのは,丸山製作所GS35Mです。最大水圧3.5MPa,水量3L/分です。
薬品の散布に使う蓄圧式噴霧器をエアコンに使ったことはありません。当店はカーペットに前処理剤を撒いたり,浴室の漂白洗浄に使います。
液体を細かい霧状にして散布するのが目的なので,エアコンクリーニングに使うとしたら,洗浄剤を吹き付ける段階でしょう。汚れを洗い流すことはできません。
25度扇状水流のノズル
エアコンクリーニングでは,強い水圧と水流が必要ですが,一般的な高圧洗浄用ノズルで洗うとアルミフィンを曲げてしまう恐れがあります。
そこで,熱交換器の洗浄に適したノズルを使います。当店の主力洗浄ノズルは,扇状25度の水流が出ます。
動画で見ていただくとわかるように,高圧で水量がありますが熱交換器に優しいです。水流はスムーズに熱交換器を貫通して,汚れを洗します。
動画再生には,マキタ高圧洗浄機の大きな音が入ります。ご注意ください。
内側から洗う
上の動画は,熱交換器の外側を洗っている様子です。これだけ高圧で洗えば,内側の汚れも落ちそうな気がします。
幾らか落ちるのは確かですが,残ります。そこで,熱交換器の内側にノズルを差し込んで,外側に向かって水流を当てます。逆噴射するようなイメージです。
例えばこんな風に内側が汚れていても,直接水流を当てるとキレイに仕上がります。
除菌力
エアコンクリーニングに使う洗剤も重要です。いろいろな洗剤メーカーがエアコン専用の洗浄剤を出しています。
一般的なのが水酸化ナトリウムがメインのアルカリ性洗浄剤で,金属腐食防止剤や除菌剤などを添加してあります。通常は洗浄後に中和してからすすいで仕上げます。
当店の主力洗剤はピアです。どうも,店長のryoです(笑
体に優しく洗浄力の高いピア
昭和40年代の後半、酪農など第一次産業の盛んな北海道では技術革新が進み、機械化や自動化が始まりました。乳牛の乳しぼりも例外ではなく、ミルカーと呼ばれる自動乳しぼり機が普及、大半をしめるようになりました。
ところが、ミルカー利用の原乳1cc当たり400万個以上の菌が発見されるという大きな問題が発生しました。研究機関に依頼して調査した結果、ミルカーのパイプに残留した牛乳が乳石となり、菌を培養していることがわかりました。
このためパイプに残留した牛乳を洗浄するための洗剤が必要となりました。
・口に入る可能性が高いため安全性が高いこと
・脂肪,たんぱく質を分解し洗浄力が高いこと
・細いパイプなので泡が少ないこと
これらの条件は石油系洗剤では満たされないため、天然ヤシ油脂肪酸誘導体を原料に、ミルカー専用洗剤が開発されました。 ピアの前身はこのミルカー専用洗剤です。
それを家庭用・業務用に改良し、粉末にしたのが現在の環境配慮型多目的洗剤ピアです。
日本総健株式会社のホームページ
ピアはこうして生まれました
ピアは弱アルカリ性です。溶かした洗浄剤を触るとヌルヌルしますが,手を洗えば収まります。アルカリ性の洗剤のように皮膚が溶ける感じは全くありません。
ピアを初めて使った時は,手荒れもしない代わりに,きつい油汚れには力が足りないと感じました。
ところがお湯に溶かすと印象が一変します。油汚れをぐんぐん溶かします。固まった油でも,ブラシを入れるなど物理的な力を加えて時間を置くと溶けてゆきます。
先達たちが始めたエコ洗剤でエアコンクリーニングの定番洗剤ピア,当店も2006年ごろから取り入れました。
業務利用のエアコンなどで,油やたばこのヤニが粘土のように熱交換器の隙間を埋めていることがあります。そのようなケースでは,使う洗剤の総量や作業時間のバランスを考えて,水酸化ナトリウムを使った強力なエアコン洗浄剤を使います。
次亜塩素酸水の酸化力
ピアには過炭酸ナトリウムが含まれているので,いくらか時間が掛かりますが,酸素漂白作用があります。
せっかくピアで洗っているのに塩素系漂白剤を使うのはどうかと思い,よほどの汚れでなければ,次亜塩素酸ナトリウム使用の漂白剤は使いませんでした。
最近になって,次亜塩素酸水を知り,その除菌・消臭力の魅力にはまりました。
ピアで汚れを洗い流した後,さらに次亜塩素酸水で洗えば,短時間でカビや菌をやっつけてくれるはずです。
厚生労働省が発表している資料では,次亜塩素酸水40㎎/lを使えば10秒でウイルス不活化や殺菌ができるとされています。
エアコンクリーニングで使ってみると,手荒れもしませんし,塩素のニオイも少ないし,むせません。除菌している感がたまりません。
しっかりすすぐ
次亜塩素酸水で仕上げても良いと思うのですが,やはり最後はすすぎで締めくくります。
洗浄剤と同量,あるいは多めのお湯ですべてを洗い流します。使っているうちに蓄積してしまった汚れとニオイのもとをすべて水で流します。
O3プレミアム工法
お掃除研究室という企画が立ち上がって,日本中の意欲的な清掃業者が交流しています。
いろいろなスキルを話し合っている中に,オゾン発生器を使った除菌・消臭・殺カビというテーマがあります。
オゾン発生器でO3を発生させるだけで,トイレの後のニオイは一瞬で消えます。オゾンのニオイ(不快で危険)が残りますが(笑
オゾンによる除菌・消臭・殺カビを効果的に,安全に行なうには知識と経験が必要です。そんなわけで,一定の条件をクリアしたメンバーはオゾンマスターに認定されます。
塩素でも死滅させることができなかった菌やカビを,オゾン燻蒸で再び立ち上がれないようにノックアウトします。
ご注文の流れ
お手数をかけて恐縮ですが,お問い合わせはメールでお願い致します。お名前・ご住所・型式・ご希望日など行き違いの無いようにしたいです。メールは引用返信(その前のやり取りを残したままの返信)だとありがたいです。
お客さまのご要望や私どもに心配な点がなければ,電話での事前連絡や確認はしておりません。
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お客様から,メールフォームでお問い合わせ
型式・台数・ご希望日をお知らせください。
空日程のご案内をご参照の上,できれば2つくらいご希望日・時間帯をお知らせください。 -
当店から,お見積り,日程調整,注意事項のお返事
設置状況写真送付の依頼 -
お客様から,注意事項承諾のお返事とご注文
設置状況写真の添付 -
当店から,承りますのお返事
写真から想定できることをご案内
品質で選ぶエアコンクリーニングへ
私どもが提案したいのは,高品質なエアコンクリーニングです。①可能な限りエアコンを分解します。②はっきり効果のわかる高圧洗浄です。③しっかり除菌できる洗浄方法です。
当店の考えるエアコンクリーニングに共感していただけるお客様からのご注文をお待ちしております。
最後までご覧下さり,ありがとうございました。